あさがおと加瀬さん。を見たぐるっぽの感想。

時は遡ること6月9日土曜日13時、場所は池袋HUMAXシネマズ。
あさがおと加瀬さん。の舞台挨拶に行ってまいりましたのでその感想と雑記を。

「あさがおと加瀬さん。」とは、
現在「ウィングス」で連載している高嶋ひろみさんの百合系のコミックスなのですが、
この度、劇場限定でOVAが公開されるということで、
最近百合にハマっている知人と鑑賞しに行ってきました。
とりあえず感想書きます。

内容としては、
原作の2-3巻(『おべんとうとと加瀬さん。』と『ショートケーキと加瀬さん。』)
になっているので、スタート時点で加瀬さんと山田が付き合っている時点からのスタートなので、
二人のいちゃいちゃがメインになってました。
個人的には、お互いに惹かれ合うまでも是非見たかったので是非とも宜しくおねがいします…

OVAということで、尺は短いですが、とても癒やされることが出来たと思います。
終わり方も連載中の作品の一部を綺麗に切り取ることが出来ていて、
とてもスッキリと終わり、カタルシスを感じられる構成になっていたと思います。
見終わったあとにこう、浄化されたような、純粋な気持ちになれる作品だな、と。
監督もパンフレットにて触れているのですが、
ごく普通の世界の中での、ふたりきりの世界の美しさがじっくりと描かれていて、
その世界に視聴者も浸れるような演出が重なってとても綺麗な作品でした。
基本的には二人がいちゃいちゃしてるわけですが、特に嫌らしさも感じず、
青春ストーリーとしても受け取りやすく、百合を触ったとこが無い方でも
見やすい作品になっていたと思います。

舞台挨拶ですが、

あやねるが可愛かったです。

んで、ちょっと前から百合についても勉強中でいろいろ読んで見てるんですけど、
それについて考えていることを少し。

あさがおと加瀬さん。みたいなイチャイチャ全フリな作品も好きなんですけど、
やっぱこう、同性という壁に軸をおいてる作品が好きでだなぁ、と。
百合って、百合という言葉にすり替えているだけで、結局同性愛の話なわけで。
世間における「普通の男女の恋愛」と自分は違うということに対する葛藤、とか、
その壁の超え方とかを見たい側面が俺は強いんだ、と感じました。
「あさがお」もマンガの本編でも、「女の子同士だけど付き合っています。」
という単語が話数ごとに入っててそれがボディーブローのように効いている気がします。
やっぱりこう、同性愛というのはどうしてもマイノリティなわけで。
普通に考えたら「報われない恋」になるわけです。
どんなに強く思っても、報われない、やりきれない、
そのストーリーをどう昇華させるの?ってとこに惹かれるんですよね。
百合作品でもこう、主人公の女の子の思考が男すぎたりとか、
エロい描写が多い作品というのがそんなに好きじゃないんすよね。
僕(男の読者)が読んだときにこの場面ではこうするのが妥当だよな、
って共感してちゃ、それって女の主人公ちゃんとしてはどうなの?って思っちゃうんですよね。

まぁ何が言いたいのかというと、

『たとえとどかぬ糸だとしても』はおもしれぇ
ってこと。

また次の記事であいましょう。

僕の好きな百合作品についてちょっと。

たとえとどかぬ糸だとしても
やがて君になる
兄の嫁と暮らしています。
2DK、Gペン、目覚まし時計
アフターアワーズ

このあたりの作品が好きです。

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